2024年7月11日午前10時ごろに、福岡県苅田町のUBE三菱セメント九州工場の岸壁に接岸中の船で爆発があったとのニュースがありました。
爆発した原因は何だったのでしょうか?
積荷は粉塵だったのか?化学反応で引火したか、世間でも不安の声があがっています。
今回、原因について調査してみました。
UBE三菱セメント九州工場で船が爆発する事故が
11日午前10時ごろ、福岡県苅田町松原町のUBE三菱セメント九州工場で、船が爆発する事故がありました。
この事故では、男性7人が重軽傷を負い病院に搬送されています。
事故現場では、警察や消防隊が迅速に対応し、負傷者の救助と被害状況の調査が行われています。
被害に遭われた方の無事でいてほしいです。
爆発原因は何?
今回の船の爆発した原因について調査したところ、産業廃棄物の土を運搬する船とありました。
警察やUBE三菱セメントによると、爆発したのは産業廃棄物の土を運搬する全長約60メートル・約500トンの船
引用:Yahoo!ニュース
船の積荷が爆発したとのことですが、現時点では原因が特定されておりません。
世間では、「粉塵?化学反応で引火したか?テロ?」など、いろいろな憶測が飛び交っているようです。
また、セメントの原料となる石灰岩を粉砕する際に発生する粉塵の引火の可能性についての考察してみました。
積荷は粉塵?化学反応で引火したか?テロ?との声も
世間では、船が爆発した原因について、積荷は粉塵?化学反応で引火したか?との声があがっています。
粉じんかねぇ…🙄
— 青い鳥さんでいいでしょーが。 (@uturauturaday) July 11, 2024
水と原材料が化学反応を起こしたのかな?
— 素浪人 (@PeonySnake) July 11, 2024
え、何かしらのテロ行為などではないですよね? きちんと調べて欲しいです。
— Sakiの日常 (@saki39life) July 11, 2024
原因についてさまざまな憶測が
今回の事故で、何が原因で爆発したのかさまざまな憶測が飛び交っています。
土の再利用で石灰を混ぜてサラサラにした改良土というのを今の土木現場では頻繁に使用している。土と石灰が混ざると熱を発生する事があって、たまに土木現場で湯気が上がってたりする。
引用:Yahoo!ニュース
考えられるのは土の中に可燃性の有機物があって、燻っていたところでドアを開けたためのバックドラフトか、粉塵爆発が起きたか。 あるいはメタンみたいな可燃性ガスが発生していたとかかなぁ。
引用:Yahoo!ニュース
みなさんいろいろ推理してますね。一般的な土砂なら建設残土という言い方をするはずだから、産廃てことは有機物交じりの土、または汚泥が固化したものあたりですか。 いずれメタンを含有していますから、密室状態で土中のガスが気化してパンパンの圧力に~と推理しました。
引用:Yahoo!ニュース
このようにさまざまな原因が推測されているようです。
今回、産業廃棄物の土にメタン含有で引火したのかについて考察していきます。
【考察】産業廃棄物の土にメタン含有で引火したか?
今回は、大阪万博会場の建設現場で起こったメタンガスによる爆発事故を事例に、メタンガスのメカニズムや引火の可能性についてご紹介します。
2025年に予定されている大阪・関西万博の会場建設工事中に発生したメタンガス引火による爆発事故が発生。
事故原因は、土壌から発生のガスに火花が引火によるもの。
この事故では、『床下に溜まったメタンガス』に火花が引火したとする報告を発表しました。
このことから、産業廃棄物の土壌にメタンが含まれている場合、引火する可能性があるということ。
メタンは可燃性ガスであり、空気中の酸素と混合すると爆発を起こす可能性があるようです。
1. 有機物の分解
土壌中の有機物が微生物によって分解されると、メタンガスが発生する。
2. 産業廃棄物の化学反応
特定の産業廃棄物が水と反応すると、メタンガスが発生することがある。
このようなメカニズムがあり、一定の条件を満たせば引火し爆発する可能性もあるようです。
メタンは可燃性ガスの一種として、空気中で、一定の濃度に達すると爆発に至ります。この爆発に至る最低の濃度は、爆発下限界と呼ばれており、ガスの種類によって異なりますが、メタンガスの場合は、5%とされています。
引用:新日本法規
また今回の事故では、外気温が高かったため発熱していた可能性や、可燃性物資、化学反応での引火の可能性もあるので、産業廃棄物の土壌を取り扱う際には、適切な安全対策を講じる必要があります。
現時点では、詳細な情報はわかっておりませんので、原因がわかり次第お伝えします。
【追記】セメントの材料となる土が爆発
新たな情報が入りました。
爆発した船には『セメントの材料となる土』が積まれていたようで、土を降ろそうとハッチを開けたら爆発したとの証言がありました。
爆発が起きた船は全長60メートル、およそ500トンの「第十英裕丸」です。UBE三菱セメントの敷地内にある港に、荷降ろしのため停泊していました。 船にはセメントの材料となる土を積んでいました。現場にいた人は、土を降ろそうとハッチを開けたら爆発したという趣旨の話をしているということです。
引用:Yahoo!ニュース
また、扉を開けたところ、ピンクの火花が見えて、いきなり爆発したと話しているようです。
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